当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
中古の911を見ていると「996」「991.2」「992.2」と数字ばかり並んで、どれが新しいのか分からなくなりますよね。
結論から言うと、水冷の911は996・997・991・992の4世代で、992はさらに前期(992.1)と後期(992.2)に分かれます。後期はスタートボタンとメーターを見れば、すぐに見分けられます。
この記事では、世代ごとの違いと、車検証や見た目で型式を確かめる方法を順に見ていきます。
PR|ナビクル(車の一括査定)
今の車の買取相場は、ナビクルですぐ分かります

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
- 最大10社の買取店にまとめて査定を依頼できるサービスです。
- 入力は約47秒で、料金はかかりません。
- Webで車種・年式・走行距離などを入力すると、その場で買取相場の目安が表示されます。
入力は約47秒です。売るかどうかを決める前に、今の相場だけ調べておくこともできますよ。
ポルシェ911の型式は全部でいくつ?
911は1963年の初代から数えて、いまの992が8代目です。そのうち前の4世代が空冷、後の4世代が水冷です。
| 世代 | 型式(通称) | 登場 | 冷却 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 901(ナロー) | 1963年発表 | 空冷 | 「901」から「911」に改名 |
| 2代目 | 930 | 1973〜1974年 | 空冷 | ビッグバンパー化・911ターボ登場 |
| 3代目 | 964 | 1988〜1989年 | 空冷 | カレラ4・パワステ・ABS |
| 4代目 | 993 | 1993年 | 空冷 | 最後の空冷911 |
| 5代目 | 996 | 1997年 | 水冷 | 初の水冷化・涙目ヘッドライト |
| 6代目 | 997 | 2004年 | 水冷 | 丸目ヘッドライト復活・PDK採用 |
| 7代目 | 991 | 2011年 | 水冷 | ボディ大型化・後期991.2でカレラ系がターボ化 |
| 8代目 | 992 | 2018年11月 世界発表 | 水冷 | デジタル化・ワイドボディ化 |
空冷最後は993、水冷化は996から。いま新車で買えるのは992の後期「992.2」です。
空冷の4世代については空冷ポルシェ911の相場と維持費で詳しく書いています。
水冷4世代は何が違う?
『水冷になってからは、どれも同じに見える』という方も多いはずです。実は、ライトの形と室内を見ると世代がはっきり分かれます。
996(1997年〜)
初の水冷911です。エンジンとシャシーが全面的に新しくなりました。
見た目で一番分かりやすいのはヘッドライトです。ウインカーと一体になった形が涙のように見えるので、「涙目」と呼ばれています。
997(2004年〜)
丸いヘッドライトが戻ってきた世代です。996と並べると、顔つきの違いがすぐ分かりますよ。
この世代から、ポルシェのデュアルクラッチ変速機「PDK」が採用されました。
991(2011年〜)
ボディがひと回り大きくなった世代です。後期の991.2では、カレラ系のエンジンがターボ化されました。
992(2018年〜)
デジタル化とワイドボディ化が進んだ、いまの世代です。日本では2019年1月30日にカレラS・カレラ4Sの予約受注が始まりました(当時1,666万円/1,772万円)。

中古で選ぶ時、世代で何が変わる?
『水冷なら、どの世代でも同じように乗れるの?』と思いますよね。基本の使い勝手は近いですが、年数と装備の差で選び方が変わります。
| 世代 | 中古で見たいポイント |
|---|---|
| 996 | 年数がたっているので、整備記録と消耗品の交換歴を重視 |
| 997 | 前期と後期で中身が違う。PDKかMTかも確かめる |
| 991 | 前期(991.1)と後期(991.2)でカレラ系のエンジンが違う |
| 992 | 前期・後期の見分けと、新車保証の残りを確かめる |
認定中古車(ポルシェ アプルーブド)の保証は、初年度登録から15年までの車両が対象です。加入は車齢14年・走行20万km以内が条件なので、996の多くは対象から外れると考えておきましょう。
ヴィンテージ扱いの空冷とは違い、水冷世代は普段の足として探す方も多い世代です。
同じ「水冷」でも、996と992では作られた時代が20年以上違います。予算だけで世代を決めず、保証が付けられるかどうかも並べて考えてみてください。
997・991・992は、途中で大きな改良が入っています。前期を「.1」、後期を「.2」と呼ぶのがファンや販売店の習慣です。
992前期(992.1)と後期(992.2)の見分け方
ここが一番知りたいところですよね。992.2は2024年5月に世界初公開され、日本では2024年5月29日に予約受注が始まりました。
992.2はフルモデルチェンジではなく、大幅な改良(マイナーチェンジ)です。とはいえ、見分けるポイントははっきりあります。
| 見るところ | 992前期(992.1・2019〜2024年) | 992後期(992.2・2024年〜) |
|---|---|---|
| エンジンのかけ方 | キーを捻る方式(従来型) | 911初のスタートボタン(ステアリング左側) |
| メーター | 従来型 | 12.6インチの曲面フルデジタルメーター |
| ヘッドライト | 従来型 | 4灯グラフィックのマトリクスLED |
| 前後バンパー | 従来形状 | 新しい形状 |
| リアのライト | 従来型 | ライトストリップを刷新 |
| ハイブリッド | なし | GTS系・ターボSにT-ハイブリッド |
| カレラの出力 | 385PS | 394PS |
- 運転席に座り、ステアリング左側にスタートボタンがあるか見る
- メーターが1枚の曲面ディスプレイになっているか見る
- 車検証の初度登録年月が2024年以降か確かめる
- 車検証の型式を下の表と照らす
例えば中古車店で、こんな確認をするとスムーズです。
「この992、前期ですか後期ですか」
「スタートボタンが付いているので後期の992.2ですね」

ほかにも、後期では室内のワイヤレス充電に冷却機能が付き、Apple CarPlayとの連携も強くなりました。毎日スマホをつなぐ方には、地味にうれしい変化ですよね。
エンジンも変わっています。カレラは3.0Lツインターボのまま394PSになり、GTS系は3.6LのT-ハイブリッドでシステム出力541PSです。前期のGTSとは、中身がまったく別物と考えた方が分かりやすいですよ。
車検証の「型式」はどう読む?
車検証には「7BA-992SK1」のような型式が書かれています。前半は排出ガスの区分などを表す記号で、後半に「992」が入っていれば992世代です。
992.2の日本仕様では、次のような型式が確認できます(Motor-Fan掲載)。
| グレード | 車検証の型式の例 |
|---|---|
| 911カレラ/カレラT | 7BA-992SK1 |
| 911カレラS | 3BA-992PA1 |
| 911カレラ4S | 7BA-992TK2 |
| 911カレラGTS | 7AA-992SM1 |
前期と後期で型式の記号がどう分かれるかは、グレードごとに確かめが必要です。初度登録年月と、上で見たスタートボタン・メーターと合わせて判断しておきましょう。
車検証の型式欄を見ると、カレラとカレラTが同じ「7BA-992SK1」になっているのが分かりますよね。型式だけではグレードまで絞れないこともあるので、装備や変速機(カレラTは6速MT)も合わせて見ておくと安心です。
型式や年式の見方を世代全体で知りたい方は、ポルシェ911の歴代モデル一覧も役に立ちますよ。
いま新車で買える992.2のラインアップ
『後期にするなら、どのグレードが選べるの?』と思いますよね。2026年10月時点の日本の主なグレードと価格(メーカー希望小売価格・消費税込)は次のとおりです。
| グレード | 駆動 | 変速機 | 価格(2026年10月時点) |
|---|---|---|---|
| 911カレラ | RR | 8速PDK | 1,884万円 |
| 911カレラT | RR | 6速MT | 2,004万円 |
| 911カレラS | RR | 8速PDK | 2,278万円 |
| 911カレラ4S | 4WD | 8速PDK | 2,390万円 |
| 911カレラGTS | RR | 8速PDK | 2,396万円 |
| 911カレラ4 GTS | 4WD | 8速PDK | 2,509万円 |
| 911タルガ4S | 4WD | 8速PDK | 2,669万円 |
| 911タルガ4 GTS | 4WD | 8速PDK | 2,765万円 |
| 911ターボS | 4WD | 8速PDK | 3,635万円 |
| 911 GT3/GT3ツーリング | RR | 7速PDK/6速MT | 2,921万円 |
MTを選べるのはカレラTとGT3系だけで、ほかは8速PDKです。後期のクーペは2シーターが基本で、リアシートは無償オプションという点も前期と違うので、家族で乗る方は注文時に確かめておきましょう。
カレラは2024年5月の1,694万円から、2025年4月に1,853万円、2026年6月に1,884万円へと上がっています。前期の新車当時の価格と比べると、差はかなり大きくなりました。
カレラ4(無印)・タルガ4(無印)・ターボ(無印)は、2026年10月時点の日本の992.2価格表に見当たりません。これらを探す時は、前期の中古車が対象になります。
前期と後期、中古で選ぶならどっち?
ここは予算と使い方で答えが変わります。前期は値段がこなれてきた個体もあり、後期は最新装備と新車保証が残る個体もある、という違いです。
- カレラ4やターボ(無印)など、後期の現行表に無いグレードも探せる
- 後期より車両価格を抑えられることがある
- スタートボタン・曲面メーター・T-ハイブリッドは付かない
- 年式によっては新車保証が切れている
新車保証は登録日から3年間・走行距離無制限です(ポルシェ公式)。中古で買う時は、初度登録年月から保証が残っているかを計算しておきましょう。
認定中古車(ポルシェ アプルーブド)なら、12か月・24か月・36か月の保証を選べます。詳しくは911の認定中古車は買いかで書いています。
同じ年式・同じグレードで並べると、違いがよく見えます。前期と後期を同じ予算で比べてみるのもおすすめですよ。条件を決めて在庫を見てみてください。
次の世代がいつ出るかが気になる方は、911の新型・フルモデルチェンジはいつ?を見ておくと、買う時期の判断に役立ちます。新車で買う時の交渉の流れはポルシェ911の値引き相場と限界額にまとめました。
ポルシェ911に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
ポルシェ911への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
今の車の買取相場は、ナビクルですぐ分かります
今の車がいくらくらいで売れそうかは、一括査定サービス「ナビクル」で調べられます。
Webで車種・年式・走行距離などを入力すると、その場で買取相場の目安が表示されます。
買取店の査定を受ける前に、すぐ金額の目安が分かるのが便利なところです。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
この事実を知らないと、ポルシェ911への買い替えで損をしてしまう可能性があります
無料で、しかも約47秒で終わるひと手間をやるかどうか。
これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。
実際に、ナビクルの公式サイトでは、下取りより一括査定のほうが高く売れた実例が紹介されています。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
ナビクル査定事例より。個人の感想であり、実際の査定・売却額を保証するものではありません。
ナビクルのアンケートでは、買取価格は下取り価格より平均28.7万円高いという結果も出ています。
「平均28.7万円」はナビクル実施のアンケート調査結果です(2024年1月〜2025年12月・回答4,489件)。ナビクルを利用し実際に売却された方の査定最高額と下取り価格の差額平均額です。
ひと手間かけてから商談に行けば、愛車の売却で損を防げる可能性がある
やることは、商談の前に「ナビクル」で今の車を一括査定に出しておく。これだけです。
ナビクルは、最大10社の買取店にまとめて査定を依頼できるサービスです。入力は約47秒で、料金はかかりません。

複数の買取店が同じ車を査定するので、お店どうしが査定額を競い合います。 だから、1社だけの下取りより高い金額がつきやすいんです。
しかも入力が終わると、愛車の買取相場の目安もその場で表示されます。すぐに、今の車のだいたいの価値が分かりますよ。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
- 複数の買取店が出した中で、一番高い査定額
- 入力後すぐに表示される、買取相場の目安
この2つを持って販売店に行き、「買取店では○○万円で買い取ってもらえるそうです」と伝えてみてください。
それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
このひと手間をかけずに商談に行くと、数十万円の差がつくこともあります。
逆に、約47秒の入力でそれを防げる可能性があるなら、こんなに割のいい作業はなかなかありませんよね。
ナビクルはどんなサービス?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用料金 | 無料 |
| 入力の目安 | 約47秒(年式・走行距離はだいたいでOK) |
| 査定を依頼できる数 | 最大10社 |
| 査定依頼の実績 | 累計600万件以上(2025年12月末時点) |
| サービス開始 | 2007年 |
| 運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン(東証プライム上場企業 株式会社エイチームホールディングスのグループ会社) |
| 安心への取り組み | JPUC(日本自動車購入協会)のWeb監修/JPUC認定の適正買取店が参画 |
表の内容(入力時間・査定依頼先の数・査定依頼の実績・運営会社など)は、ナビクル公式サイトの記載に基づきます(2026年10月時点)。掲載している写真・イラストはイメージです。
- 車種・年式・走行距離などを入力して申し込む(約47秒)
- 最大10社の買取店が、愛車を査定する
- 査定額を比べて、納得できる金額なら売却する
後から「もっと高く売れたのに」と後悔したくない方は、まずは約47秒だけ時間を使って、今の車の情報を入力してみてください。
よくある質問
ポルシェ911の水冷はいつからですか?
1997年登場の5代目996からです。空冷最後は4代目の993です。
992.2はフルモデルチェンジですか?
いいえ、992の大幅な改良(マイナーチェンジ)です。世代としては992のままで、9代目ではありません。
992前期と後期は外から見て分かりますか?
ヘッドライトの4灯グラフィック、前後バンパー、リアのライトストリップが変わっています。室内ならスタートボタンと曲面メーターで確実に見分けられます。
車検証の型式に「992」とあれば後期ですか?
992は世代を表すので、前期も後期も含みます。初度登録年月と装備を合わせて確かめておきましょう。
997と991の違いは何ですか?
991はボディがひと回り大きくなり、後期の991.2でカレラ系がターボ化されました。997は丸目ライトが戻った世代で、PDKが採用されています。
まとめ
- 911は8世代。空冷は901〜993、水冷は996・997・991・992
- 992後期(992.2)はスタートボタンと12.6インチ曲面メーターで見分けられる
- 992.2はフルモデルチェンジではなく大幅改良
- 車検証の型式は初度登録年月・装備と合わせて読む





コメント